オーガニックオイルでボディケア
何年か前に、女優の石原さとみさんが
お風呂上がりのまだ濡れた体に、
そのままオイルを塗ると、体の上で乳液状態になり
それを体に広げて軽くマッサージをしながら
ボディケアをするとおっしゃっていた記事を読んだことがあります。
さすがだなあと思いました。
そういう方法を、石原さんは誰かから聞いたのかもしれませんが
自分の習慣に取り入れることは自分の選択ですから
センスや勘の良さ、美容への意識の高さに感心したものです。
ブルークレールのローズ クレンジング&マッサージオイルは
お風呂上がりのボディケアにとても適しています。
入浴で温まった状態の、軽く拭いた程度のまだ湿った体に
手で人肌程度に温めたオイルを優しく塗り広げてみましょう。
バストに、ヒップに、首からデコルテに、お腹に
わきや足の付け根、そしてデリケートな部分に、
優しく体の上に残る水分とからめるようなイメージで
天然のオイルを浸透させていきます。
心地よさに、無理なく習慣にできるのではないかと思います。
毎晩でなくても、週に何回かでも、その人のペースで構いません。
そして、体の保湿感はすぐに感じますが、同時に
少しずつ少しずつ、より女性らしく、そして体調も良くなるように感じるでしょう。
体の上で乳液状態になるという話ですが、
クリームとは、水はじめ水溶性成分と、オイル(油性成分)の融合です。
一つの状態にするために、乳化の化学現象が不可欠になります。
それを合成成分を媒体にして行うか、
天然成分を使って行うか、というところが
オーガニック化粧品か、その他の一般の化粧品かの大きな違いの一つになります。
オーガニックコスメとは言っても、その乳化に、植物性の界面活性剤を使用するところがほとんどです。
植物性の界面活性剤には広い範囲があり、
最も優しいものは、豆乳を凝縮したようなレシチンを使用した乳化です。
レシチンは私たちのお肌にも含まれている成分です。
石鹸乳化も、天然の乳化法の中でも優しい方に入ります。
水酸化K(カリウム)などを使用してpHの微妙なコントロールを行いながら水と油を合わせていくのですが
合わさっていく過程で水酸化Kはほとんど溶けて(蒸発して)行きます。
この二つはオーガニックコスメがクリームを作る上での、指針になる乳化方法になります。
現時点での技術や原料では、レシチン乳化だけでクリームができることが理想と言えます。
が、レシチンだけで良いテクスチャのクリームはまずできないでしょう。
液体に近い乳液程度ならできる場合がありますが、やはり分離しやすく安定化が難しい。
水酸化Kなどを使用した石鹸乳化は、やや作りやすいですが、テクスチャにこっくり・しっとり感が足りなくなる傾向があります。
また、石鹸乳化単体だと、やはりどこかお肌への優しさに劣るところがあります。
多くのオーガニックコスメの会社は、天然成分だけでのクリームが作りきれず、
植物由来の界面活性剤を使用します。非常に数が多いのですが、
例えばステアリン酸グリセリル、その他ヤシ油系、パーム油由来などがあります。
植物由来の界面活性剤の多くは、結局は合成界面活性剤と同様にお肌に刺激があると
ブルークレールでは捉え、一切使わないことにしています。
ブルークレールのローズクリームリペアコンセントレートは、
レシチン乳化だけでなく、同じ優しさのレベルでの天然成分を使用した
非常に難しい天然乳化を何通りも複雑に絡めて作り上げています。
完全な無添加での、これだけこっくりしたテクスチャのクリームは
他では出来ないだろうことはわかっています。
通常はケミカルで仕上げるようなテクスチャを、この成分と長年作り上げた技術で仕上げています。
UVラグジュアリーデイクリームIIとローズリッチUVパウダーを
良質のオイルを加えて手のひらで合わせることも、
体の上で濡れたからだと絡めて乳化する方法と同じです。
ローズ クレンジング&マッサージオイルを湿った体に使う方法は
レシチンすら使わない、そしてお風呂上がりの皮脂ともからむ最良の乳液を
最も新鮮な状態で体に使うことになります。
長くこの方法をお風呂上がりにしていますが
冬の乾燥にお肌が乾いたり痒くなるなどということは経験したことがありません。
冬でもしっとりとしています。
お肌のキメやハリはよくなり、そして体調を崩しにくくなりました。
まさに自分をいたわる大切な時間になるこの美容法、ぜひ試してみませんか。