疲れた目元を蘇らせるプチ習慣
『目は口ほどに物を言う』という言葉があるほど、目元はその人の心情や健康状態を映し出します。自分自身では疲れを自覚していなくても、クマができていたり、充血している状態では「疲れてる?」と思われてしまうかもしれません。やはり、いつもイキイキした目元でいたいものですよね。
『疲れ目』は見た目だけでなく、肩こりや頭痛も引き起こす原因となります。パソコンや携帯電話をずっと見ていたり、細かい文字のものをずっと読んでいたりすると、目の筋肉がこわばり、血流が悪くなってコリとなり、ひいては眼精疲労となってしまうのです。
たかが疲れと侮っていると怖い疲れ目。では疲れた目元のケアはどうすればよいでしょうか?今回は毎日の生活の中で「ながら」でできる、ちょっとした目元ケアをご紹介します。
少しの時間でも、習慣づけることが重要。いつもぱっちり若々しい目元を保ちましょう。
【「ながら」でできる疲れ目ケア】
1.電車やバスなどの移動中に目を閉じる
実は目を閉じるだけでも目元に潤いと酸素を補給できるのです。5秒程度、少し強めにギュッと目を閉じ、力を緩めてそっと開いてみましょう。
何度か繰り返すと、少し視界が明るく感じるかもしれません。ちょっとした移動中に簡単にできる目元ストレッチです。
2.仕事や目を使った作業の合間にツボ押し
パソコンを使う仕事をしている合間や、読み物をしたときにすぐできる目元のツボ押しマッサージをご紹介します。
目によいツボは3か所あり、まずは目の内側で鼻との窪みにある睛明(せいめい)、
2つ目は後頭部の髪の生え際で首の筋(僧帽筋)の外側にある風池(ふうち)、
3つ目は目じりの後ろ側で頬骨の上の一番高いところにある客主人(きゃくしゅじん)です。
それぞれのツボを両手でゆっくり小さな円を描くように押します。
ちょっとした休憩時間や、トイレに行ったときなどでもよいので、こまめに刺激をしてみましょう。
3.入浴中にホットタオルで目元を温める
入浴中に温めたタオルを目元において、お風呂の蒸気とタオルの熱で目元の血流を促しましょう。
お風呂で温めた手を目に当てるだけでも温まります。
少し余裕があれば、タオルを水で冷たくしたものと、お湯で温めたものを、交互に乗せるとより血行がよくなりますのでオススメです。
また、どうしてもシャワーだけで入浴する場合は、シャワーを目元に当てることも効果的です。
4.外出時はUVケアのメガネかサングラスをかける
目から受ける紫外線は、目の調子だけでなく、お肌のトラブルにもつながります。活性酸素によりコラーゲンを破壊されることで、シミやクマの原因になってしまうのです。
また、目の周りの皮膚は薄く、デリケートにできています。
乾燥によるシワなどを防ぐためにもしっかり紫外線を予防したいですよね。
そのために、外出中はUVケアのサングラスをかける習慣をつけるといいです。もし色のついたサングラスに抵抗のある方は、無色のUVケアメガネがおすすめです。
参考サイト
疲れ目は6歳も老けた印象に! 目を閉じるだけでもOKな速攻ケアまとめ(MYLOHAS)
「目の疲れ」に効果的なツボはここ!(ツボヂカラ)
ブルークレール代表からのプラスワンメッセージ
今回のテーマは眼精疲労の緩和についてでした。
乾燥の季節はドライアイにもなりがちで、また寒さと厚着から肩や首回りの血行も滞りがちになることから、より目に疲れを感じやすい方が多いかもしれません。
目は、私たちが起きている間中使っている身体の部分です。それほど酷使しているのに、機能しているのが当たり前のように感じていますよね。
特に現 代ではパソコン、TV、スマホ・・・目に刺激を与えやすい環境にいます。私たちは時に自分の目に、感謝していたわることがつくづく必要だと思います。
上記に挙げた方法はいずれもおすすめですが、お気をつけいただきたいことは目のツボの押し方です。強く押しすぎて繊細な目の周りの皮膚や毛細血管を傷つけないようにくれぐれも気をつけましょう。
左右の手をこすりあわせて温めた手のひらをそっと目の上に置くだけでも眼輪筋などが温められそれが視神経などに伝わっていきます。
またお手洗いなどに行った時に、目を左右上下ななめに動かしたりギュッとつぶってパッと開いたり遠くを見たりという「目ヨガ」もとてもおすすめです。
目の保湿ケアもとても大切です。そういう意味ではお部屋の潤いはお肌のためだけではなく、目にも必須のものとなります。
輝く瞳は何よりも人に良い印象を与えるもの。この先も長く美しいもの楽しいもの愛しいものを見たり読んだりできるように、目を大切にしていきましょう。