美容・健康に役立つ基礎体温の測り方

あなたは自分の体のバイオリズムを知っていますか？
ホルモンバランスによる生理不順や肌荒れなど、自分の体のバイオリズムを理解していると、
事前の対処ができることがあります。

そこで、日々のバイオリズムを知るために、基礎体温を測ってみましょう。

基礎体温を測るために、まず婦人体温計を用意しましょう。
通常の体温計と違うところは、体温の数値が小数点第2位まで表示されていることです。
0.01度の単位まで見る必要あるの？と思われるかもしれませんが、女性の体温の動きは繊細なもの。

ちょっとした体温の動きまでしっかり測定する必要があるのです。
体温計の種類もいろいろで、昔ながらの水銀のものもあれば、
自動的に記録をつけてくれる高性能な体温計もあります。
自分にとって続けやすいものを選んで、まずは3ヶ月続けてみましょう。

計測は口内で行います。舌の裏に体温計を入れて測ります。
そして、より正確な体温を測るために、朝、覚醒してすぐに体温計を口に入れ、
起きた直後の体温を測りましょう。
伸びをしただけでも、体温は変化してしまいます。

数か月基礎体温を測ると、自分のバイオリズムがだんだん見えてきます。
前回の生理から低温期となり、排卵日を迎えて高温期を経て、また次の生理が来るという流れが、
体温の動きと重ねることでわかるようになるので、生理周期や排卵日が推測できるようになります。

そのため、基礎体温を測ると妊娠しやすい時期やしにくい時期も判断することができるのです。
ですが、基礎体温でわかることはそれだけではありません。
ここでは、美容・健康に役立つ基礎体温の測り方についてご紹介します。

【美容・健康に役立つ基礎体温の測り方】

１．ダイエットが効果的な時期がわかる

ダイエットはいつ始めても同じなようですが、実は痩せやすい時期と痩せにくい時期があるのです。
ダイエットを始めるのに効果的なのは生理が終わって1週間後くらいの時期。
ホルモンの影響で代謝がよくなり、体も軽く感じます。

逆にダイエットの効果が出にくいのは生理前。
体に水分をため込みやすくなるのでむくみやすくなり、体重も増えやすくなります。
この時期はがんばっても結果が出にくい時期なので、焦らずに気楽にダイエットと向き合いましょう。
むくみを少しでも楽にするために、ゆっくり入浴してマッサージなどを行うと、リラックスもできてよいですね。

２．お肌のコンディションがわかる

生理前になるとニキビが増えたり肌荒れしたりしませんか？
それはホルモンによる影響で、月経前症候群（PMS）の一種です。

ダメージを受けやすい時期でもあるので、UVケアや、保湿は特に念入りにするようにしましょう。

そして、生理が終わるとだんだん肌ツヤがよくなり、化粧ノリもよくなってきます。
代謝の良いこの時期に、化粧水を変える、違う化粧品を試すなどをするとよいですね。

自分のバイオリズムに合わせてスキンケアの内容を変えるなどもおすすめです。

３．体調の変化に気付きやすい

基礎体温の変化とともに、おりものの変化も観察すると、おおまかな排卵日や生理になる日をより細かく予測
できます。
そのため、痛みやおりものの量の原因をある程度把握できるのです。

例えば、「いつも生理前２日前に下腹部に痛みがある」、「毎月排卵のときに出血と痛みがある」など、
細かい不調や原因が見えてくるのです。

ただし、それだけが原因ではないこともありますので、
安易な自己判断は危険です。
不安を感じる自覚症状がある場合はすみやかに病院に行きましょう。
医師に状況を説明するときにも基礎体温があると判断材料の一つにできますので、
基礎体温表を必ず持っていくことをおすすめします。

女性の体はとてもデリケートにできているということをご理解いただけたでしょうか？

毎月自分の体の中でどんな変化が起きているのかを知ることで、
もっとキレイに健康的になれるのであれば、これはぜひ始めたいですよね！
毎朝の習慣として、明日から始めてみませんか？