2018年09月20日

クレンジングでスキンケアを考えよう!

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1:クレンジングでスキンケアを考えよう!


今回は、美肌の基本中の基本、クレンジングについて考えていきたいと思います。

クレンジングを重視している!
でも、クレンジングの方法には自信がない。
という、アンケート結果があります。
https://www.lisalisa50.com/research20141224_5.html

みなさまも、
「クレンジングをして、肌が荒れた」
「メイクが落ちているか不安」
「肌がつっぱるようになって潤いが感じられない」
と、いった経験があるかもしれませんね。

最近は、クレンジング不要で
石けん洗顔のみで落とせるお肌にやさしいメイク用品などが増えてきました。
そのような傾向から、
・クレンジング自体をしない
・石けんだけで落とせるメイク用品しか使わない
というこだわりを持っていらっしゃる方も多くいらっしゃるかもしれません。

しかし、場面によっては、しっかりメイクの時など
どうしてもクレンジングが必要な場合もあるかと思います。

もちろん、
・日常的にクレンジングをおこなわれている方
・お肌のためにディープクレンジング(毛穴のお掃除)を定期的におこなわれている方
いろいろな方がいっしゃると思いますが、
今回はそんなクレンジングのお手入れポイントをご紹介いたしますので、
ぜひ参考にしてくださいね。

2:クレンジングの種類


●オイル
クレンジングオイルは、油分でメイクを落としていきます。
オイルは、メイクを落としやすいという優れたメリットがあります。一方で慎重に選ばないと、製品によっては、多量の界面活性剤を配合している場合もあり、そうなるとお肌に負担をかけてしまうことになり、要注意です。
天然のオイルのみで作られたクレンジングオイルも中にはありますが、“洗い流せるクレンジングオイル”と言って合成界面活性剤を配合している製品が多くあります。
同時にオイルクレンジングは、肌を強く擦ってしまいがちなので、優しくメイクを浮かせて落とすということを意識しましょう。
メーカー推奨の使用量を守ることも、上手にメイクオフするポイントになります。
上述のように、オイルには洗い流すタイプと、洗い流さない拭き取りタイプのものがありますが、洗い流さないタイプのオイルは手間がかかりつつも、界面活性剤不使用でお肌にやさしくオイルの種類によってはうるおい感や栄養も与えてくれます。
成分は天然の植物オイルを使用したものがおすすめです。

●リキッド
コットンに含ませて拭き取ることでメイクを落としていくタイプのものと、お肌に直接なじませて洗い流す手軽なタイプのものがあります。
オイルやクリームのように重くなく、お肌に軽く伸ばせることや、さっぱりとした使い心地も人気ですね。
ただ、そのさっぱりとしたテクスチャは油分の少なさを表しており、同時に界面活性剤を多く含ませることで洗浄力を高めているものも多くあります。
また、クレンジングを染み込ませるコットンによっては、肌に刺激があるので、コットン選びも注意しましょう。

●クリーム
商品によっては、オイルタイプに比べると、若干メイクが落としにくいと感じるかもしれません。
ただ、肌への摩擦は起きにくいのも、特徴の一つです。
肌質や季節に関係なく利用しやすいタイプです。こちらもまず合成界面活性剤を配合していますのでご注意ください。

●ジェル
こちらは、クリームタイプと同じく、摩擦が起きにくく、メイクにも馴染みやすいのが特徴です。
さっぱりとした洗い上がりがお好みの方にもお勧めです。
ただし、一口にジェルタイプと言っても製品によって「油性」「水性」「オイルイン水性」などのタイプがあります。

●ミルク
肌にやさしいというイメージで人気のミルクタイプクレンジング。
普段のメイクが薄めの方や敏感肌の方には、クレンジングにおいてやさしさを重視する方には好まれている形状です。
拭き取るものや洗い流すもの、さまざまなタイプがありますが、そのやさしさのため、どうしてもメイク残りが気になる場合もあるようです。
メイクの洗い残しがあると肌トラブルの原因にもなりますので、注意が必要です。

●バーム
固形のバームタイプのクレンジングは、ここ数年で随分と人気になってきたようです。
容器に入っている固形タイプのものを手のひらであたため、オイル状になったものをゆっくりとお肌に伸ばして使っていくもの。
洗い流すタイプのものが一般的で洗浄力は強いようですが、使い方が難しいという声も。固形のため、それを伸ばす際に摩擦も起こりかねません。
大手メーカーもこの形状を採用し、SNSなどでも話題になることが多いです。

●シート
「手軽さ」だけで言えば、一番!ともいえるシートタイプ。
ただ、油分を使ってメイクを落とすということではない商品がほとんどです。
界面活性剤の力を使って落とす&シートをお肌へ擦りつけるという使用方法のため、どうしてもお肌への負担が大きくなりがちです。
普段使いというよりは、どうしても忙しい時や眠い時にとりあえずお化粧だけ落としたい・・・
もしくは、外泊時用、メイク直し用、緊急時用というイメージもあるかもしれませんね。

3:クレンジングの悩み


クレンジングの種類を並べただけで、結構なポイントがありましたね。
しかも、その特徴はそれぞれかなり違うものです。

よく聞くクレンジングの悩みも

肌にやさしいタイプだと、
「落ちているか不安(実際に落ちてないかも・・・)」
でも、しっかり落とせるタイプは、
「界面活性剤などが強いクレンジグは肌が荒れそうで怖い」
と、真逆の悩みを抱えていきます。

何よりも、クレンジングでみなさんが悩まれているのは、
その【方法】。
それは、
【どんなものを選んで】
【どんな使い方をしたらお肌に良いのか】
ということかと思います。

その1)そのクレンジング剤はお肌にやさしい成分のものであるか?
まず、クレンジングを【選ぶ】際に気をつけたいこと。
さまざまな形態のクレンジングがありますが、成分をよくご覧いただくと、界面活性剤などが多量に使用されているものが多くあります。
一時期、有名な某美容家さんのお話から、“オイルクレンジングがお肌に悪い”という考え方が定着していた時期がありました。

ですがそれは、“(洗い流すタイプの)オイルクレンジング(に多量に使われている界面活性剤)がお肌に悪い”という意味なのです。
そのほか、リキッドやクリームなどでも同じですが、使いやすさに流されず、お肌にやさしい成分構成のクレンジングなのか?ということに注意していきましょう。
界面活性剤や保存や成分の抽出に使われる化学剤は、お肌の乾燥を引き起こすだけではなく、シミやシワの原因にもなりえます。
使い続けるほどにトラブル肌になっていく・・・と考えると怖いもの。

基礎化粧品だけではなく、お肌を綺麗にするはずのクレンジングでもそれは同じことです。
毎日のように使用する方は、ぜひ気にしておきたいポイントですね。

おすすめは、洗い流さないタイプの純粋な天然植物オイルのみのクレンジング。
メイク汚れだけではなく、毛穴汚れまでからめとりながらお肌に潤いを残すようなオイル成分構成ですと、(オリーブオイル、ホホバオイル、アボカドオイル、アルガンオイル、ローズヒップオイルなどの構成がおすすめ)
クレンジング後のお肌のみずみずしさを感じていただけるでしょう。

その2)どのように使用するか?
クレンジング剤をお肌に伸ばす際に、決してゴシゴシとこすらないこと。

これに尽きます。

お肌をゴシゴシとこするということだけで、シワ・シミなどの原因になりえます。
焦らず、ゆっくり、お肌にやさしいクレンジングを心がけましょう。

その3)メーカーの推奨使用量を守る。
メーカーによっては、推奨使用量がかなり多いものもあります。
でも、これは、必要なので、その量を記載しているんですね。

例えば使用量が少なすぎると、メイク落ちが変わってきたり、落とそうとする行為がお肌にダイレクトに響き、負担がかかってきたり・・・

まずは、メーカー推奨量を参考に使用してみましょう!

4:クレンジングのワンポイントアドバイス


POINT1)力加減
手のひら全体でお顔を撫でるとか、指先で撫でるという方、意外と多いのではないでしょうか?
実はそれでも、相当に気をつけないと力がかかりすぎていることが多いのです。

薬指の第一関節の指の腹ぐらいで、くるくると肌に当てるぐらいの力加減で、メイク汚れを浮かせていきましょう。
くれぐれも押し付けるのではなく、触れる感じで毛穴から皮脂の汚れが溶ける感覚を意識してみてください。

POINT2)W洗顔は必要か?
W洗顔不要をウリにしている商品もあれば、使用後に洗顔料や石けんで洗顔してください、という注意書きがあるものもあります。
実際のところ、その日のお肌の調子に合わせて、W洗顔も選択していく形が良いのではないでしょうか。

例えば・・・・
・W洗顔推奨のクレンジング後、今日はお肌が乾燥しているような気がするので、たっぷりひたひたに浸したコットンで最後に顔を拭きとって、クリームで終了。
・洗い流さないタイプのオイルクレンジング。いつもはオイルを汚れと一緒に拭き取ったら終了。
でも今日はさっぱりしたいから、クレンジング後に石けんで洗顔をプラス!
などなど。

(各クレンジング基本の使用方法をお守りいただくことが前提です)

みなさまのお肌の調子、汚れの度合い、それぞれに合ったクレンジング・洗顔ができるようになると、美肌へ一歩近づくかも!?

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