2019年07月17日

オーガニックコスメがアレルギーやかぶれに?その理由と正しい選び方

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オーガニックコスメを利用されている方の中には、市販の化粧品ではお肌に刺激が強すぎるため、お肌に優しい成分のものを使いたいという敏感肌の方も多いです。

きっとこの記事を読まれている方の中にも、同様の理由でオーガニックコスメを検討されているという方もいらっしゃると思います。

しかしインターネットを検索すると、ときどき「オーガニックコスメを使ったら、アレルギー反応が出てしまった」という口コミが出てくることがあります。

ネット上のこういった口コミはあまり当てにならないことも多いですが、はじめてオーガニックコスメを使ってみようと考えている方にとっては、とても不安になってしまう内容ですよね。

そこで今回の記事では、そもそも化粧品を使ったときにアレルギー反応が出てしまう原因を整理したあとに、敏感肌の方にとって好ましくない具体的な成分についても触れながら、最後はトラブルに巻き込まれないためのオーガニックコスメを選ぶときに注意するべきことをお伝えいたします。

ぜひこれからオーガニックコスメを選ぶ上で参考にしてみてください。

そもそもアレルギーの原因とは

まずはそもそもアレルギー反応が出る原因についてご説明したいと思います。

アトピー肌などのアレルギーの原因はまだ解明されていない部分も非常に多く、何か一つのことが引き金になるというよりは、生活習慣や食生活など複合的な要因によって引き起こされると考えられています。

その前提でお肌のことに限ってお話しすると、乾燥が原因でお肌のバリア機能が低下すると、角質層が乱れによって外部の刺激を受けやすくなってしまいます。

そのときにアレルギーの原因物質(アレルゲン)が、弱ったお肌を通して体内に入り込むことで、アレルギー反応を引き起こしてしまうといわれています。

こういったお話しをすると、化粧品の成分表示内にある特定の成分名の毒性やアレルゲンを気にされる方がいらっしゃいます。

誤解が起きやすい理由の一つは、植物の一つの成分の名前が、一般消費者が持っている先入観や間違った事実によって、まるでそれがアレルゲンになるような印象や噂を作ってしまうことです。

例えば、ステロイドは免疫力を低下させるというネットの記事を読んで、不安に思った方がいるかもしれません。

合成のステロイドは確かに、とても注意が必要な薬物です。

そして厄介なことに、多くの植物にも「ステロイド」が含まれます。

ですがこのステロイドは、副腎ホルモンと呼ばれるような合成のステロイドとは人体への影響は全く異なります。

植物などほとんどの生物が生合成するステロイドは、中性脂質やタンパク質、糖類とともに細胞膜の重要な構成成分となっているほか、胆汁に含まれる胆汁酸や生体維持に重要なホルモン類となります。

生物の中にもともと存在するステロイドは不可欠なものなのです。

外傷やアトピーに使用される合成のステロイドホルモンとは異なります。

また他にも、紫根に含まれるピロリジジンアルカロイドが肝臓に負担をかけるとネットからの情報を見て心配される方もいらっしゃいます。

ですがこれも、他の様々な成分との関係の中で植物の存続のために不可欠に存在し、そして人にも良い形で働きかけます。

ところで漢方で使われる原料は、濃度や調合しだいで良薬にも毒にもなります。

つまり原料単体で見るのではなく、その濃度や他の原料との掛け合わせで調整して使うこと重要ということです。

自然界に存在する成分は、化学的に合成されたその成分単体とは異なります。

たしかに同様の成分名表記があれば、一般の人たちが不安に思われるのも頷けますし、ネット上にも真偽は置いておいて不安を煽るような情報が氾濫しているのも事実です。

しかしながら良薬と毒は表裏一体であり、それが天然植物から抽出した成分に含まれているものなのか、あるいは化学的な合成によって作り出されたものかどうかが、重要なポイントになります。

敏感肌に好ましくない成分

天然由来成分の良さに改めて気付き、オーガニックコスメの利用を決めたあとにも注意してほしいことがあります。

それは植物由来のものであれば、すべて安心して使用できるというわけではないということです。

たとえば化粧品の保湿剤として好んで使用されるBGや、同じく防腐剤として使用されるパラベン、フェノキシエタノールは、アルコールが体質的に苦手な方には刺激が強すぎる可能性があります。

またオーガニックコスメ自体にはそれらの成分を含んでいなかったとしても、キャリーオーバーと呼ばれる製品の製造過程や成分の抽出過程にしようされる全成分表示義務のない化学由来成分にも注意が必要です。

植物由来の原料を栽培する過程で使用される農薬や、原料の輸送時に使用する保存料、あるいは成分抽出時の化学溶媒などによっても、お肌に対する刺激性が加わることについては十分に配慮しなくてはいけません。

オーガニックコスメの選び方

ここまでの内容も踏まえて、オーガニックコスメの正しい選び方をお伝えします。

実は日本にはオーガニックコスメに対する明確な定義がありません。

自然由来の成分がほんの少し含まれているだけでも、オーガニックコスメと名乗ることができてしまいます。

そのため本当の意味でのオーガニックコスメを選ぶためには、自分たち自身で調べて選び抜くしかありません。

幸いなことに日本では化粧品として販売するもの対して、全成分表示が法律で義務付けられています。

化粧品を購入する際には全成分表示を見て、わからないものがあればネットで検索するか、店頭のスタッフに直接確認してから購入するようにしましょう。

また前述の通り成分表示義務がないキャリーオーバーを考慮するためにも、購入するオーガニックコスメメーカーのホームページを見ることもおすすめします。

そのメーカー掲げているポリシーやスタンスも確認した上で、本当に利用者のお肌のことに向き合っていると感じられる企業の製品を選ぶことがベストです。

まとめ

今回はアレルギーのメカニズムやオーガニックコスメを選ぶ上での注意点について細かくお伝えさせていただきました。

オーガニックコスメを使用される理由は様々ですが、せっかくお肌のことを考えるのであれば、本当の意味でのオーガニックコスメを選ばれることを願っております。

ブルークレールのオーガニックコスメは豊富な美容成分を配合し、白神山地の湧き水を使用、徹底的なオーガニック・完全無添加にこだわり製造しています。

また毎日使い続ける利用者さまに安心して使い続けられるように、全成分表示義務のないキャリーオーバーも含めて、一切化学由来成分は使用しておりません。

もしオーガニックコスメを試してみたいとお考えでしたら、是非一度ホームページをご覧いただけますと幸いです。

https://www.blcl.jp/

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

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