2019年10月24日

アトピー肌でお悩みの方へ|正しい化粧品の使い方や選び方をお伝えします

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お肌がカサカサと乾燥してしまい、かゆみや痛みをともなうアトピー肌に悩む人はとても多いです。

実際に厚生労働省の調査によると、アトピー性皮膚炎に悩まれる患者数は緩やかに増え続けています。

そこで今回の記事では、そんなアトピー肌に悩まれる方々が安心して化粧品を使用していただけるように、正しい化粧品の使い方や化粧品の選び方について解説していきたいと思います。

また一般的なアトピーの原因や普段からできる対策についてもお伝えさせていただきます。

お肌に悩みを抱えられていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてください。

参照元URL

アレルギー疾患の現状等 – 厚生労働省

 

アトピー(アトピー性皮膚炎)とは

アトピー性皮膚炎とはかゆみや痛みをともなう皮疹(ひしん)が全身にあらわれる疾患です。

皮膚症状は良くなったり悪くなったりを繰り返すという特徴があります。

もともと別のアレルギーを持っていたりアレルギーとの関係が深いIgE抗体を持つ方が、ほこりや紫外線など外的刺激を受けることで引き起こされると考えられています。

参照元URL

アトピー性皮膚炎 予防と治療|千葉大学病院

 

アトピー肌の特徴

アトピー肌の方の特徴としてはお肌のバリア機能が低下してしまい、ほこりや紫外線などの外部からの刺激に過剰反応しやすい状態になってしまっています。

このようなアトピー肌を改善するためには、もちろん大前提として皮膚科専門医を受診して治療をうけることは必須事項ですが、しっかりと保湿をしてあげることでバリア機能を回復させることが重要です。

 

 アトピー肌にあった化粧品の使い方

繰り返しになりますが、アトピー肌の方はバリア機能を回復させることを第一に考えて化粧品を使用することが重要です。

メイク落とし

メイク落としはあまり洗浄力の高過ぎるものは使用せず、オイルベースのものを使用しましょう。

なかには合成界面活性剤を配合して洗い流せるオイルクレンジングというものもありますが、これは皮脂を取りすぎる場合があります。

そのため天然植物オイルのみのクレンジングがオススメです。

皮脂と同じ油分のため皮膚に絡みやすく、強いポイントメイクも肌の負担なく取り除いていきます。

洗顔

洗顔用の石鹸について考えるとき、石鹸は洗い流すものだからという理由で栄養素が含まれないものでも構わないと考える方もいますが、汚れを洗い流しながらお肌に栄養を与えてくれるような石鹸がオススメです。

またph値によって判断される方もいますが、たとえばお肌と同じ弱酸性であっても合成界面活性剤を使用しているものは洗浄力が高すぎる可能性があります。

美容液

美容液はお肌にとっての栄養となるセラミドなどの脂質やペプチド、アミノ酸をたっぷりと含んだものを使用するようにしましょう。

アトピー肌の方はバリア機能が低下していることが多く、お肌から栄養素が蒸発してしまいやすい状態になっているため、上記のようなお肌にとって重要な栄養素が乏しくなってしまっている可能性があります。

化粧水

化粧水はお肌に栄養を届ける役割もありますが、お肌に水分を与えるという大切な役割をもっています。

バリア機能が低下して乾燥しているお肌はとてもダメージを受けやすい状態のため、水分を補ってあげることが重要です。

乳液(クリーム)

美容液と化粧水でお肌に栄養と水分を与えたとしても、バリア機能が弱っていると、それらが蒸発してしまいます。

乳液はそれを防ぐために蓋をしてくれる役割を果たします。

ただしこのときお肌に薄いビニールを貼るような合成ポリマーを使用しているものではなく、乳液自体にも保湿成分を含むものを使用するようにしましょう。

また冬場や紫外線を強く浴びてしまったときなど乾燥が強いときは、より油分の多いクリームを使用するのがオススメです。

 

 アトピー肌におすすめの化粧品の選び方

アトピー肌の方は特定の成分に対してお肌が合わないという場合が多いため、化粧品を選ぶときには配慮する必要があります。

またバリア機能が低下して強く乾燥しているため、保湿機能が高いものがオススメです。

強力な刺激成分が含まれていない化粧品を選ぶ

アトピー肌の方はバリア機能が弱まり、お肌が外部からの刺激にとても弱くなっています。

そのため刺激の強い成分、たとえばエタノールのようなアルコール成分を含むものは極力避け、やさしい成分を中心に配合された化粧品を選びましょう。

またそのとき化学由来成分ではなく天然成分によって配合されたものを選択することがオススメです。

保湿成分たっぷりのしっとりタイプ

バリア機能が弱まっていることで、お肌に含まれる天然保湿成分(NMF)やセラミドが不足している可能性が高いです。

そのため化粧品はそれらの成分がたっぷりと含まれているものを使用しましょう。

パッチテストで試してから購入する

アトピー肌の方はなんらかの抗原(アレルゲン)によってアレルギー反応を引き起こしてしまっています。

原因物質を特定しないことには、アトピーが再発するリスクがあります。

化粧品を購入するときはパッチテストを行った上で事前にリスクを回避することも大切です。

化粧品のアレルギーについては以下の記事でも詳しく書いていますので、ぜひあわせて参考にしてみてください。

化粧品アレルギーとは?原因と対策もあわせてお伝えします

 

 アトピー肌を繰り返さないためにできること

アトピー肌を繰り返さないために私たちが普段からできることは、大きくわけて3つあります。

アトピーの原因となる物質をなるべく遠ざけること

まずは素人療法に頼らず皮膚科専門医を受診して、どの物質にアレルギー反応を起こしたのか把握し、極力それに触れないよう気をつけましょう。

ただし特定の物質に限定できないこともあるため、ダニやほこりなど一般的によろしくないとされているものには、普段から避けるように心掛けます。

お肌のバリア機能を正常に保つこと

この記事でご紹介した化粧品の選び方や使い方を参考にしながら、毎日のスキンケアをおこなうことでバリア機能を正常に保ちます。

ここでも重要なことは化学的に合成された成分は避けつつ、天然成分によって配合された化粧品を選択することです。

オーガニックコスメについては以下の記事でも詳細にご紹介しています。

オーガニックコスメとは?認証機関や日本での基準について

基本的な生活習慣の改善

また遠回りのようですが、普段の生活習慣の改善をおこなうことも重要です。

お肌のもととなるタンパク質やビタミン類を豊富に含む食事を摂り、疲れがたまらないように睡眠時間を確保し、有酸素運動を積極的におこなって血液の流れを活発に保ちましょう。

 

まとめ

アトピーは先天的な要因によって引き起こされる側面は大きいです。

しかし今回ご紹介した日々のスキンケアや生活習慣の改善、原因物質をさける意識を高く保つことによって、それ自体を遠ざけることは可能です。

ブルークレールのオーガニックコスメは、天然の植物由来成分のみを豊富に配合しています。

普段から肌トラブルにお悩みの方は、是非一度お試しいただけると幸いです。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

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